映画の中のサイン
by sda-cinema-p
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第16話 アンネの日記

中学生の時見た初恋映画である。その淡い気持ちと、特定の音に対して恐怖感を持った映画です。淡い気持ちとは、主演のミリー・パーキンスに対して。音に対しての恐怖感とはドイツ・ナチスの警察のサイレンです。
物語は、ドイツ第2次大戦下。ユダヤ人家族のアンネフランク家族は、ユダヤ人狩りから逃れてオランダ人の家の屋根裏に潜んでいた。物音ひとつたてられない生活にも慣れだし暮す日々だったが、いつも警察のサイレンの音がなると家族は緊張した。あるとき建物の下に警察の車がサイレンを鳴らし停車した。そして、密告により屋根裏を見つけられ強制収容所へ連行されていく。その静寂とサイレンの音が、恐怖になり、ドイツ映画でナチスのサイレン音がなるのが怖かった。音はきわめて個人の印象に左右される類例のひとつと思っている。
警察・救急車の音サインは、国により様々である。アメリカ映画の警察の音はアクション映画の影響か、期待感さえ感じられる音に聞こえる。日本では、伝統的に一音で、例えば鐘の音「ゴーン」、駅の発車ベルも以前は「ジーン」であった。救急車も「ウーン」であったが、近年「ピポピポ」となっている。
これを標準化すると、映画の個性がなくなるようにさえ感じる。警察・救急車のサイレン音でその国の音文化がわかるかもしれない。


山口 泰(関東地区)




アンネの日記
1959年製作
監督ジョージ・スティーヴンス
出演新人ミリー・パーキンス
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by sda-cinema-p | 2010-06-28 11:49 | essey
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